→ 2008年度の詳細は講座記録集「DOCUMENT」もご覧ください。
→ 2009年度以降は小金井アートフル・アクション!をご覧ください。
■ 芸術文化を書き、伝えることはできる。
「言葉で書くこと」という一般論から、「どう伝えるか」というメディアづくりまで。情報を集め、人に感動を伝え、共有していくためにはどうすればよいか。「小金井発!芸術文化を書くこと/伝えること講座」は、その方法を学ぶ講座です。全10回、金曜日夜の2時間。芸術文化の魅力、一緒に書いて伝えてみませんか。
++ 「芸術文化を書くこと/伝えること」の情報収集と発信もしています!+++
「小金井発!芸術文化を書くこと/伝えることブログ」も併せてご覧ください(別リンク)。
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■ 伝えることを意識しつつ、書いていく。
芸術や文化は言葉で表現することがむずかしいものです。感動は言葉を超えていきます。言葉より先に作品をつくることは始まります。どんな公演も言葉で説明した通りにならないことがほとんどです。芸術や文化の魅力は言葉で表現できないところにあるといえるかもしれません。それでも芸術や文化の魅力を共有したいと思う。そんなとき言葉は重要となってきます。そのため本講座では書いて伝えることをテーマにしました。
○芸術文化を書くこと
言葉で表現できないものを大事にする。同じように講座では言葉で書いていくことを大事にしていきます。書くことを通じて、それぞれの活動や経験を共有できるようにする。それによって芸術や文化、そして個々人の活動の可能性が広がっていくと考えるためです。
表現のノウハウだけでなく、言葉で表現することから、じっくりと考えていく。その上で、それぞれの活動や関心を言葉にしていきます。課題も出ます。とはいえ、それほど大げさなものではありません。とにかく「書くこと」は講座にとって大きな目的のひとつです。
○伝えることを意識する
講座には、もうひとつ、大きな目的があります。何かを書くときに、伝える相手を意識することです。誰に向かって書くのか。誰へ伝えたいのか。伝えたい人へ、伝わる言葉をもつこと。言葉にすることと並んで大事なことではないでしょうか(タイトルの「書くこと」と「伝えること」の2つが「/」を挟んで並んでいる理由です)。誰もが不特定多数の人びとに情報発信ができる今だからこそ、確認すべきことだと考えました。
講座で「書いたもの」は積極的に講座の外へ公開していきます。課題はブログなどで公開していきます。最終的な成果はひとつのかたちにまとめ、講座全体の成果として発信します。書いたものが誰かの目にふれることは「伝えること」を考える糸口となるはずです。
◇小金井から発信する
最後にひとつ。本講座は(仮)小金井市芸術文化振興計画の策定に伴う、共同研究の一環であり、運営は東京大学大学院文化資源学研究室(小林真理研究室)小金井プロジェクトグループによって行われています。そのため、会場は小金井市内となり、小金井という場所との関わりが深い講座となっています。
そこで、この講座では「どこから」という発信する場所にもこだわってみたいと思います。インターネットのような技術によって誰もが世界中の情報を受け取り、発信することができるようになりました。情報は世界へ広がった。伝わりやすいところには伝わった。けれど、身近な場所へ伝わっているでしょうか。そんなことも小金井から問い直してみるのもいいのではないでしょうか。
